ラテックスは生分解性か?
「ラテックス」という言葉は、2つの意味があります。1つはゴムの木から採取される乳白色の天然ラテックスで、天然ゴムの原料です。もう1つは石油から合成された合成ラテックスです。天然ラテックスは生分解性ですが、合成ゴムはほとんど分解しません。ただし「生分解性」には程度の違いがあり、天然ラテックスはパンほど速くは分解されません。
生分解性とは何か
生分解性のある材料は、自然の作用(風化や時間の経過)により、基本的な元素や分子に分解されます。産業革命以前はほとんどの製品が生分解性でしたが、化学合成された製品は風化に強く、非生分解性と見なされることが多いです。
生分解性の度合い
すべての人工製品は最終的に分解しますが、「生分解性」という語は分解速度を指します。アルミニウム缶は自然に分解しますが、数千年単位の時間が必要です。一方、パンなどは動物に食べられたりすぐに風化したりして、短時間で分解します。
天然ラテックス
天然ラテックスは主にブラジル原産のゴムの木から採取され、東南アジアへも移植されています。樹液は乳白色で、採取後に濃縮・処理されて天然ゴムとなります。手袋やコンドームなどに利用されますが、分解はゆっくりで、食べられるものではないため、自然の風化によってのみ分解されます。
合成ゴム
合成ゴムは石油を原料にポリマー化という工程で作られ、長い分子鎖が形成されます。この構造は風化に強く、天然ラテックスに比べてはるかに分解が遅いです。玩具、車のタイヤ、プラスチック手袋などに広く使用されています。
