PCB分解者の分離技術

PCB分解菌

研究者はすでに、比較的毒性が低いPCBを分解できる微生物を特定しています。現在は、土壌から単離された好気性細菌を中心に、より高い分解能を持つ株の探索が進められています。また、真菌の中にも優先汚染物質を分解できる種があり、細菌が分解できない複雑で不溶性の有機化合物を処理できることが知られています。


PCB分解のメカニズム

PCBの分解は、ジオキシゲナーゼという酵素がPCB分子にヒドロキシ基を導入することから始まります。これにより脂質分子への親和性が低下し、酸化と芳香環の切断が進行します。これらのステップは速度制限段階と考えられ、PCBの分解性を高める鍵となります。


ビフェニルの利用

ビフェニルは細菌にとって炭素源となり、分解経路を誘導することがあります。そのため、ビフェニルを含む培地で培養し、PCB分解能を持つ菌株を選別します。アセトン噴霧法で、代謝産物である黄色の2-ヒドロキシ-6-オキソ-6-フェニルヘキサ-2,4-ジエン酸の生成を測定し、ビフェニル分解活性を確認します。


リグニン分解酵素

いくつかの真菌はリグニン分解酵素を持ち、リグニンを分解できます。酵素活性の測定は真菌の単離時に利用されます。PCB、ブドウ糖、その他のミネラルを含む培地で培養した真菌は、Poly R478染料を含むアガー希釈法で評価します。染料の分解度はリグニン分解酵素の活性と比例すると考えられ、PCB分解能力の指標として有用です。

環境衛生 - 関連記事