川で見られる代表的な岩石の種類
河川は地形を形作る重要な役割を担っています。侵食や風化により岩石が川に運び込まれ、火山活動や地殻変動、さらには生物の遺骸までが岩石の供給源となります。川で見られる岩石は大きく分けて堆積岩、火成岩、変成岩の3種類です。
川と岩石
流速や勾配によって生まれるエネルギーが川岸を侵食し、岩石が砕けて水中に流れ込みます。また、物理的・化学的・生物的風化により岩石は細かくなり、川底へと搬入されます。大きな岩は牽引(トラクション)で川底を移動し、小さな粒子は懸濁状態で流れます。
堆積岩
流れが穏やかな川では、砂や泥などの堆積物が川底にたまり、時間とともに圧縮・脱水されて固まります。これが堆積岩となります。代表的な堆積岩は、砂粒からなる砂岩、泥層からなる泥岩、そして水生生物の骨格や死骸からなる石灰岩です。
火成岩
火成岩は地下深くのマグマが冷却・固化してできる岩石です。川に流れ込む主な経路は二つあります。火山噴火でマグマが地表に噴出し、急速に冷えて玄武岩などの小結晶岩になるケースと、地下でゆっくり冷えて花崗岩などの大結晶岩になるケースです。これらの岩石が侵食されて川に運ばれます。
変成岩
既存の岩石が地下深くで高温・高圧にさらされると結晶構造が変化し、変成岩となります。例えば、石灰岩が変成作用を受けて大理石になり、玄武岩が変成されて片岩(シスト)になることがあります。変成岩は主に山脈帯付近に分布し、山岳形成と密接に関わっています。
