フロリダで見かける巨大飛翔ゴキブリ(アメリカゴキブリ)
飛翔性パルメットバグ、別名アメリカゴキブリは体長が約5センチメートル(約2インチ)に達します。この大型の飛翔性昆虫は、2011年時点で最速の走行昆虫のひとつとして知られています。温暖で湿度の高い環境を好み、フロリダを含む米国南部の多くの州に生息しています。雑食性で、砂糖、パン、果物、紙などほぼすべてのものを食べるため、フロリダの何千もの住宅に侵入し食料を探します。
特徴
- 成虫は光沢のある赤褐色で、頭部のすぐ後ろに黄色の帯があります。
- 大型の若虫は腹部に黄色い斑点が見られることがあります。
- オスとメスは外見上ほぼ同一で、区別は腹部の構造で行います。
- オスの腹部には、尾部の間にある小さな突起(スタイリ)があり、対になる指状の付属体(ケルシ)が先端にあります。
生息環境
- 主に屋外に生息しますが、食料を求めて室内へ侵入します。キッチンやパントリーなど、食べ物と水分がある場所を好みます。
- レストラン、食料品店、ベーカリーでも頻繁に見られます。
- 別名「ウォータービートル」とも呼ばれ、ボイラールーム、下水道、トンネル、地下室、クローリングスペース、浴室など湿気の多い場所にも出没します。
- 夏は屋外で活動し、乾燥した涼しい季節になると室内へ移動します。
生活史
- 交尾後7日以内に雌は卵鞘を産み、1つの卵鞘に約14個の卵が入ります。卵は気温により24〜38日で孵化します。
- 雌は生涯(1年〜18か月)に約9日ごとに新しい卵鞘を産み続けます。
- 幼虫は成虫になるまでに7〜8回脱皮し、6〜12か月で繁殖可能になります。
- 脱皮直後のゴキブリは数時間だけ白く見えることがあります。
対策
- 庭や敷地内の腐葉土や落ち葉を定期的に除去し、湿った場所を減らす。
- 基礎壁や配管周りの隙間をコーキングで塞ぎ、侵入経路を遮断する。
- 住宅の外周や室内に殺虫剤を散布し、侵入を防止する。
- フロリダ農業消費者サービス局の推奨に従い、室内ではペレット型の餌剤を設置すると効果的です。
