高電圧電力線が環境・健康に与える影響と対策

電磁界 (EMF)

電磁界(EMF)とは、帯電粒子が作り出す電場と、これらの粒子の動きによって生じる磁場、さらにマイクロ波やテレビから放射される電磁波を指します。電力が供給されている場所ではほぼ必ず電磁界が存在し、その強さはガウス単位で測定されます。ガウスは磁場が発生源からどれだけ遠くまで届くかを示す指標です。

がんリスク

1980年代の報告では、高電圧線の近くに住む子どもに小児白血病の発生率がわずかに上昇したとされていますが、因果関係は確証されていません。1999年に米国国立環境健康科学研究所は、EMF曝露による健康リスクの科学的根拠は弱いと結論付けました。

片頭痛との関係

一部の人は電磁界に対して感受性が高く、片頭痛などの症状を訴えることがあります。感受性が疑われる場合は、携帯電話やパソコンなど高EMF機器を寝室に近づけないようにし、機器を除去すると症状が軽減することがあります。電磁界測定を希望する場合は、電力会社へ問い合わせてみましょう。

不動産価値への影響

高電圧線が視覚的に目立つことや健康・安全への懸念、騒音などが原因で、住宅の転売価値は通常10%以下減少するとされています。距離が離れるほど影響は小さくなります。

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