廃棄物処理が抱える課題
埋立処理
ほとんどの家庭ごみは自治体の埋立地へ運ばれ、圧縮されたり堆肥化されたりします。しかし、生分解性でないプラスチックや金属などは自然に分解されず、リサイクルできるものは再利用し、残りは専門の処分場へ送られます。
焼却処理
分解できないごみは焼却施設で燃やされます。燃焼により体積は減りますが、二酸化炭素や有害なガス、灰が大気中に放出され、周辺の植物や動物、そして人間の健康に悪影響を与えます。これらの大気汚染は局所に留まらず、地球規模で蓄積されます。
太平洋ゴミベルト
焼却や埋立に回らなかったプラスチックは海へ流出し、北太平洋の「太平洋ゴミベルト」へと集積します。その面積はテキサス州に匹敵し、密度が高くなると人が立つことさえできるほどです。海洋生物は化学物質の浸出や絡まりにより中毒・怪我・死亡し、生態系に深刻な影響を及ぼしています。
汚染の蓄積と健康被害
ごみの不適切な処理は大気・水質汚染を引き起こし、突然変異や先天性欠損、がんのリスク増大といった健康被害をもたらします。特に飲料水や生活用水への汚染は、広範な影響を及ぼす重大な問題です。
