EPAが示す学校・商業ビル向けカビ除去ガイド

カビは有機物を分解する菌類で、微小な胞子を空気中に放出して増殖します。湿った場所に付着すると成長し、健康被害や建物の劣化を引き起こします。米国環境保護庁(EPA)は、学校や商業ビルでのカビ除去に関する具体的な手順と注意点をまとめています。

水損害の除去とカビ予防

  • 水漏れや結露などの水分がカビの主な原因です。まず、蛇口の滴下や割れた配管など、コントロールできていない水源をすべて特定し、修理または交換します。

    水で損傷した書籍、紙類、天井タイル、断熱材などの多孔質素材は廃棄し、必要に応じて新しいものと取り替えます。非多孔質の表面は洗剤で拭き取り、完全に乾燥させてから次の工程へ進みます。

カビ除去手順

  • 作業時は必ず保護具を着用します。最低限、手袋、N‑95マスク、保護ゴーグルが必要です。大規模な除去作業の場合は、半面または全面式呼吸器、耳栓、足カバー、使い捨て作業服などを追加してください。

    作業エリアをポリエチレンシートで封じ、ドア・窓・通気口を遮断します。必要に応じてHEPAフィルター付きの換気装置で負圧を保ち、胞子の拡散を防ぎます。

    汚染された表面は、温水または洗剤溶液で湿拭きします。木材は専用の木材クリーナーを使用し、取り外し可能な家具やカーペットはウェットバキュームやスチームクリーニングで処理します。

    カビの固形体や汚染された壁材・床材・天井材は、密閉できる厚手のビニール袋に入れ、適切に処分します。作業後は十分に換気し、再利用前に乾燥と清掃を徹底します。

注意点と警告

  • カビは呼吸器系に刺激を与え、アレルギーや喘息の発作を引き起こすことがあります。作業中は必ず防護具を着用し、作業エリアから他の人を遠ざけましょう。

    エアダクトにカビが付着している場合は、専門業者による洗浄を検討してください。

    可能な限り、建物の使用者が不在の時間帯に作業を計画し、作業中は立ち入り禁止とします。

    自分で除去作業を行う前に、環境保護の専門家やカビ除去のプロに相談することをおすすめします。

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