環境管理計画(EMP)のデメリットとは?
概要
企業によっては環境保護への積極的な取り組みが業務上の必須条件となっている。別の企業にとっては、企業イメージ向上の有効手段である。どちらの場合でも、環境管理計画(EMP)や環境管理システム(EMS)は、そうした目的を実現するための方針や手順を整備する手段となる。しかし、すべての事業と同様に、EMP には機会費用やコストが伴う。
識別(Identification)
連邦・州・地方自治体や、環境に関わる事業者にとって、EMP の潜在的利益はデメリットを上回ると考えられている。EMP は法令遵守を支援し、汚染行為のリスクを低減し、従業員に環境意識と責任感を育成できる。一方、デメリットの多くは財務面に起因する。
内部コスト(Internal)
- EMP の策定・実施に必要な人員は、組織の規模や事業内容に依存する。小規模でも人件費は多少増加する。規模が大きくなるほど、管理職の採用や高額な給与が必要になることがある。
- 米国環境保護庁(EPA)によれば、導入時の最大の支出は人件費である。内部の人件費が払われれば、残りは比較的少ない。
外部コスト(External)
- 外部コンサルタントや研修機関を利用するケースがある。これらは一時的な費用であり、初回の研修後は再研修や新技術指導のために数回呼び出す程度で済む。
- 必要に応じて、外部の専門家に法律や手順の指導を受けることがある。
継続的な負担(Consistency)
- EMP は時間的負担が大きい。コンプライアンス中心の場合、管理者は常に監視・指導を行い、従業員が規定を遵守しているかを確認しなければならない。
- 最新の法規や議論を把握するため、セミナーやワークショップへの参加が必要になることがある。
- 組織は継続的な教育機会の活用、内部パフォーマンスのモニタリング、結果に対する責任追及を継続できる体制を整える必要がある。
