フレオンがもたらす有害な影響
フレオンは無色・無臭・不燃性のガスで、主に大企業が金属表面の洗浄やエアコン・冷蔵庫の冷媒として使用しています。CFC(クロロフルオロカーボン)に分類され、長期間大気中に残留し、上層大気に蓄積します。1970年代半ばからその有害性が指摘され、環境保護庁(EPA)による調査が進められています。
環境への影響
- フレオンは数年にわたり大気中に残り、最終的に成層圏へ到達します。そこでフレオン分子がオゾンを分解し、紫外線の遮蔽力が低下。結果として有害な紫外線が増加し、遺伝子変異や皮膚がんのリスクが高まります。
心血管系への影響
- 大量のフレオンを短時間で吸入すると、心室性不整脈や強い心拍の乱れが起こります。これに伴い呼吸困難、喉の腫れ、肺水腫が生じ、心疾患を持つ人にとって致命的です。
神経系への影響
- フレオンの吸入はめまい、ふらつき、協調運動障害、混乱を引き起こします。EPAの報告では失神や倒れるケースも確認されています。さらに、全身の脱力感やしびれ、感覚異常(軽度のしびれ)も現れます。
消化器系への影響
- フレオンが消化器官に及ぼす影響として、血便や激しい腹痛、嘔吐(血液を伴うことも)があります。喉の粘膜損傷や、誤って飲み込んだ場合は胃壁穿孔や壊死を引き起こす恐れがあります。
