さまざまな形で土地汚染が起こる

米国地質調査所(USGS)によると、100年前は世界人口のわずか15%が都市部に住んでいましたが、2010年にはほぼ50%にまで増加しています。同時に、世界人口は6倍に増えました。このように数百万人規模の高密度地域が拡大したことで、20世紀以前には考えられなかった規模の土地汚染が発生しています。

家庭廃棄物

家庭廃棄物は、ゴミや不燃ごみなどの固形廃棄物を指します。人口と消費が増えるにつれ、産み出される固形廃棄物の量は膨大になり、処理が課題となっています。そのため、リサイクルや再利用、消費抑制を目的とした啓発活動が各地で行われています。

有害廃棄物

有害廃棄物は、土壌や地下水に浸透すると人の健康に危険を及ぼす固形廃棄物です。例として、水銀を含む温度計、家庭で使用される電池や蛍光灯などがあります。米国環境保護庁(EPA)は、放射性物質やヒ素などの重金属を含む有害廃棄物の排出量を厳しく監視し、適切な処理を求めています。

農業廃棄物

農業廃棄物には、作物の収量を上げるために使用される農薬や、森林を伐採して農地に転換した結果生じる土壌侵食が含まれます。農薬は地下水に浸透し、飲料水汚染や動植物の健康被害を引き起こします。土壌侵食は表層土が失われ農地が不毛になる原因となり、1930年代の米国「ダストボウル」や、土砂崩れ・砂嵐といった自然災害を招くことがあります。

以上のように、人口増加と都市化に伴う家庭・有害・農業廃棄物は、土地汚染の主要な要因です。適切な管理と環境保全策が求められています。

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