浄化槽の危険性と対策

スラッジ(汚泥)

浄化槽は通常、最大で約3年分の汚泥を貯めます。汚泥が容量に達すると、固形廃棄物がタンク横の土壌浸透帯へ漏れ出すことがあります。浸透帯が十分でない場合、住宅が居住不可能になることもあります。臭いのする黒灰色の液体が庭に溢れ、重金属などの有害物質が付着します。また、井戸水が汚染され、大腸菌や硝酸塩が増加します。対策として、3年に1回は汚泥をポンプで除去し、定期的に点検してください。新居に引っ越した際は、専門業者にタンクの吸引と検査を依頼しましょう。

メンテナンス

浄化槽に入る際は、必ず自己封じ込め呼吸器(SCBA)を装着してください。分解ガスは数分で致命的になることがあります。作業時は使い捨て手袋を着用し、タンクは致死性細菌の温床です。メタンガスが充満しているため、喫煙や火気は絶対に避けましょう。単独での作業は危険ですので、必ず他の人がいる状態で作業し、万が一の事故に備えてください。危険で不快な作業になるため、専門業者への委託を検討してください。

陥没(シンクホール)

使用しなくなった浄化槽でも危険は残ります。下水が利用可能になった後、タンクを放置し、所有者が変わるたびに位置が忘れられることがあります。未使用タンクの上に土が崩れ、陥没が発生するケースがあります。特に1970年代以前に建てられた郊外住宅で顕著です。自治体のゾーニング課に問い合わせ、住宅に下水管が敷設されているか確認し、未使用タンクがある場合は専門業者に探査・砂・砕石・コンクリートで埋めてもらいましょう。

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