限られた淡水資源
淡水の重要性
淡水は人類やすべての生物にとって不可欠です。食料や原材料、さまざまな生態系の維持にも欠かせません。世界保健機関(WHO)によれば、地球上の水のうち淡水はわずか2.5%しかなく、利用可能な量はさらに少ないのが現状です。
淡水の供給源
地球上の淡水総量は約9.25×10⁶兆ガロン(約3.5×10⁴ km³)です。そのうち約6.44×10⁶兆ガロン(約70%)は氷床・氷河・永久凍土に閉じ込められています。河川・湖沼・湿地が占めるのは約31,341兆ガロン(0.3%)に過ぎません。最も利用しやすいのは地下水で、全淡水の約30%、すなわち約2.78×10⁶兆ガロンに相当します。
淡水への脅威
利用可能な淡水は限られているため、保護が急務です。WHOは、森林伐採、土地利用の変化、気候変動が淡水供給を減少させていると指摘しています。さらに、人口増加に伴う需要拡大や、汚染による水質悪化も深刻な問題です。
淡水と人間の健康
安全な飲料水を利用できない人は10億人以上、適切な衛生設備がない人は26億人に上ります。その結果、細菌性の汚染が広がり、WHOは毎年約320万人が水系疾患で死亡していると報告しています。十分な淡水供給は健康と経済生産性に直結しており、労働力が失われる社会は繁栄できません。
