海面上昇の主な要因

2011年の時点で、米国のほとんどの海岸で海面が上昇しています。過去100年間で海面は世界平均より約5〜6インチ(12〜15センチ)上昇し、特に中大西洋岸とメキシコ湾岸で顕著です。海面上昇は隣接する内陸部や生態系にさまざまな有害な影響をもたらします。

主な原因

地球温暖化により大気中の温室効果ガスが増加し、熱が閉じ込められて地球全体の気温が上昇しています。米国国立研究評議会は2006年に、過去400年、あるいは2000年の中で最も高温であると指摘しました。20世紀に気温は約0.5〜1°F(0.3〜0.6°C)上昇し、これにより海水の熱膨張と氷河・氷床の融解が進みました。2007年のIPCCは、2100年までに海面が最大2フィート(約0.6メートル)上昇すると予測しましたが、氷床融解の加速を考慮すればこの数値は保守的と考えられます。

その他の要因

沿岸部の沈降や自然な温暖サイクルなど、地球温暖化とは別に海面上昇に寄与する要因もあります。これらは長期的に発生し、温暖化による上昇と組み合わさることで、海面上昇のリスクがさらに増大します。

影響

海面上昇はビーチの侵食を促進し、洪水の頻度と規模を拡大します。また、湿地や低地が塩分に浸食され、河川や地下水の水質が悪化します。湿地は絶滅危惧種の生息地であると同時に、洪水緩和の役割も果たしますが、浸食が進むとその面積は縮小し、開発がさらに制限を加えます。さらに、海面が高くなることで嵐の高潮が増大し、海岸線の防波効果が低下します。

対応策

米国陸軍工兵隊や各州は、ビーチへの砂の補充や構造物の標高を上げるなど、海面上昇に対処するための施策を実施しています。北カロライナ州などは、砂丘・湿地・ビーチが海面上昇に伴い内陸へ移動できるよう法整備を行っています。一方で、海岸防壁の建設は湾岸のビーチを消失させ、生物多様性やレクリエーション、漁業、交通に悪影響を及ぼすケースもあります。

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