FAOが策定した水再利用ガイドライン
急速な人口増加と農業用水需要の拡大に伴い、20億人以上が飲料水不足の影響を受けると推計されています。国連食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)は、飲料水や食料生産に再利用できる水の処理指針として、全4巻のガイドラインを作成しました。
第1巻 – 政策・規制の指針
第1巻は、第2巻・第3巻・第4巻の内容を総括し、政府が安全な飲料水の再利用を迅速かつ効率的に実施するための政策立案や規制策定の枠組みを提供します。
第2巻 – 農業用水の安全基準
第2巻は、農業用廃水を利用する労働者や消費者、地域社会の安全確保に重点を置き、微生物リスク管理や灌漑用水としての再利用が健康に与える影響について具体的な指針を示します。
第3巻 – 養殖・淡水植物栽培におけるリスク
第3巻は、廃水や汚泥を利用した魚類養殖や淡水植物栽培に伴う健康リスクを取り上げ、池の設計、環境への影響、食品安全に関する対策を解説します。
第4巻 – 管理体制とモニタリング
第4巻は、廃水再利用を統括する権限機関の設置重要性を強調し、消費者の健康と環境保護を確保するための施策、モニタリング・評価システムの構築方法を提示します。
