医療廃棄物は感染性があるため、公衆衛生上の重要な課題です。米国連邦規則第29部259条では、医療廃棄物を「診断、治療、予防接種、関連研究、バイオロジカル製造、検査等で生じた固形廃棄物」と定義しています。

医療廃棄物の規制

米国環境保護庁(EPA)は、医療廃棄物を資源回復・廃棄物処理法(RCRA)と医療廃棄物追跡法(MWTA)の対象として位置付けました。1999年にこれらのプログラムが終了した後、多くの州がEPAモデルに準じた独自の規制を導入しています。

医療廃棄物の分類

医療廃棄物はRCRAの下では固形廃棄物とされ、規制上有害性が認められる場合は有害廃棄物として扱われます。

有害医療廃棄物の処分

RCRAで有害廃棄物に指定された医療廃棄物は、RCRAサブパートCに基づく有害廃棄物として処理しなければなりません。発生源から輸送業者、処理・貯蔵・最終処分施設までの追跡が義務付けられます。

非有害医療廃棄物

有害廃棄物に該当しない医療廃棄物は、RCRAサブパートDに基づく固形廃棄物として処理されます。感染性を除去するため、適切な消毒や無害化が求められます。

医療廃棄物の焼却

EPAの調査によると、感染性が疑われる廃棄物の90%以上が焼却処理されています。

その他の処理技術

医療廃棄物の処理方法には、熱処理(マイクロ波加熱を含む)、蒸気滅菌(オートクレーブ)、電気熱分解、化学処理などがあります。微生物を殺菌する化学処理は、連邦殺虫剤・殺菌剤・殺鼠剤法(FIFRA)に基づきEPAへ登録が必要です。