大気汚染

大気汚染は最も注目される環境問題のひとつです。化石燃料の燃焼、ドライクリーニング剤、揮発性有機化合物(VOC)、重金属、スモッグなど、さまざまな有害物質が毎日大気中に放出されています。これらはオゾン層の破壊や地球温暖化を促進し、世界中の人々の健康を害します。自然由来の大気汚染源としては、家畜から放出されるメタンや、地殻中のウラン崩壊で生じる放射性ガス・ラドンがあります。

水質汚染

淡水・海水は繊細な生態系であり、適切な栄養バランスと環境条件が必要です。汚染物質としては有機汚染物質や熱汚染が問題です。工場からの有毒廃棄物の直接投棄に加え、人畜の排泄物など有機物が過剰に流入すると、分解に伴う酸素消費が増え、水中の酸素濃度が低下します。その結果、酸素を必要とする多くの水生生物が死滅します。また、工業用に使用した水を冷却後に戻すと水温が上昇し、酸素溶解度がさらに低下し、生態系への影響が拡大します。

土壌汚染

農作物に散布される農薬や、埋立地に捨てられる人工化学物質は土壌中に蓄積し、毒性レベルに達することがあります。汚染された土壌で育った作物を食べるだけでなく、その作物を餌とする動物を介して、ヒトはさらに高濃度の化学物質を摂取します。長期的な曝露は白血病、腎障害、肝機能障害など深刻な健康被害を引き起こすことが知られています。

室内環境汚染

自宅が意外な汚染源になることをご存じですか。合板やパーティクルボードで作られた家具はホルムアルデヒドを放出し、がんのリスクを高めます。カーペット、塗料、接着剤などの建築資材も日常的に有害化学物質を放出します。さらに、地下から侵入するラドンガスが室内に蓄積すると、致死的なレベルに達することがあります。