生分解性包装製品の最新動向
21世紀初頭から、資源や埋立地の不足、そして消費者の環境意識の高まりにより、生分解性包装製品の需要が急増しました。その結果、従来の環境負荷の大きい包装材に代わる新素材の研究開発が進められています。
生分解性プラスチック
木材や植物繊維から抽出したセルロース、 大豆たんぱく質、トウモロコシのデンプン、乳酸など、自然由来の再生可能資源からプラスチックやプラスチック様素材が製造されています。 これらのエコフレンドリーなプラスチックは、貨物パレット上の積み荷を包む薄く柔軟なフィルムとして、 または壊れやすい貨物を保護しコンテナ内で固定する厚めの成形プラスチックとして利用できます。
生分解性梱包ピーナッツ
Starch Tech社などは、デンプンから作られた梱包ピーナッツを開発・販売しており、廃棄時に無害に分解します。 従来のポリスチレン製ピーナッツに比べ、静電気が低く、電子機器の輸送に安全です。 また、航空輸送時の気圧変化で膨らむこともなく、軽量で耐久性があります。 受取側はリサイクルや環境に優しい処分が可能です。
生分解性梱包用フォームと輸送コンテナ
2010年、KTM Industriesはトウモロコシデンプンを原料とした断熱フォーム「Green Cell Foam」を開発しました。 このフォームは温度管理が必要な貨物の保温に使用でき、 当初は輸送コンテナ内部に組み込む形で提供されましたが、 同様のコストでEPS製クーラーに代わる全体コンテナの開発も進められました。
