カリフォルニア州の絶滅危惧種植物リストと保護法規の概要
概要
1973年に制定された絶滅危惧種法(ESA)は、絶滅危惧種や危機種に指定された動植物を保護することを目的としています。特に第7条と第9条が重要で、第7条は連邦政府の土地や事業での絶滅危惧種の破壊・除去を監視し、許可制での限定的な除去のみを認めます。第9条は個人や民間事業者に対し、自然生息地からの絶滅危惧種の採取や所有者が自ら除去することを禁止します。
人口が多く急速に開発が進むカリフォルニア州では、約28%の植物が絶滅、希少、または危機種と評価されています。州内には約6,300種の植物が生息し、そのうち1,742種が州および連邦レベルで保護対象となっています。
定義
ESAに基づく連邦レベルの定義は、州が独自の保護リストを作成する際の指針となります。
- 絶滅危惧種(Endangered):自然生息地の全体または一部で絶滅の危険がある種。
- 危機種(Threatened):保護措置が取られなければ近い将来に絶滅または絶滅危惧種になる恐れがある種。
- 提案種(Proposed):現在は連邦レジスターに掲載されていないが、審査中の種。
- 候補種(Candidate):将来的に保護対象になる可能性が検討されている種。
カリフォルニア州の危機種(Threatened)
カリフォルニア州は、個体数が自然的・人為的に著しく減少し、保護対策がなければ近い将来に絶滅が予測される種を「危機種」と指定します。以下は代表的な危機種植物です。
- フーバーウィンゲン(Hoover's spurge)
- レッド・ブラフ・ドワーフ・ラッシュ(Red Bluff dwarf rush)
- アドビリリー(Adobe lily)
- ベイニーモナーデラ(Veiny monardella)
- アハート・パロニキア(Ahart's paronychia)
- バット郡チェッカーブルーム(Butte County checkerbloom)
- ローズ・マロウ(Rose-mallow)
- カリフォルニア・ビーク・ラッシュ(California beaked-rush)
- ビドウェル・ノットウィード(Bidwell's knotweed)
- スレンダー・オーカット・グラス(Slender Orcutt grass)
完全なリストはカリフォルニア自然多様性データベース(California Natural Diversity Database)で確認できます。
カリフォルニア州の絶滅危惧種(Endangered)
絶滅危惧種は、個体数が深刻に減少し、病害、過剰採取、乱開発、他種との競争などにより絶滅が差し迫っています。代表的な絶滅危惧種植物は次の通りです。
- バット郡ミードフローム(Butte County meadowfoam)
- 毛羽オーカット・グラス(Hairy Orcutt grass)
- グリーン・タクチリア(Green's tuctoria)
- サン・ルイス・マリポサ・リリー(San Luis mariposa lily)
- サン・ルイス・オビスポ郡モーニンググロリー(San Luis Obispo County morning-glory)
- サン・ルイス・セッジ(San Luis sedge)
- ブルーワーズ・スパインフラワー(Brewer's spineflower)
- ジョーンズ・レイア(Jones' Layia)
- グラウンドセル(Groundsel)
- レイレス・ラグワート(Rayless ragwort)
- バターワード(Butterweed)
詳細はカリフォルニア自然多様性データベースで閲覧できます。
まとめ
ESAとカリフォルニア州の保護制度により、数多くの植物が法的に保護されています。市民や開発事業者は、これらの規制を遵守し、絶滅危惧種の保全に協力することが求められます。
