地上燃料貯蔵タンクの設計・運用・検査に関する規制

地上に設置する燃料貯蔵タンクは、多くの規格や法令で厳しく管理されています。米国石油協会(API)の規格650は、石油系液体を貯蔵する溶接鋼製タンクの設計・製造・据付・試験に関する最低基準を定めています。本規格は、垂直円筒形の閉底・開口式タンク(炭素鋼またはステンレス鋼)に適用され、サイズや容量に応じた要件が規定されています。

貯蔵タンクの設計

  • 燃料貯蔵は互換性のある材料で作る必要があります。

    タンク本体に使用する材料は、貯蔵する燃料と化学的に適合し、温度・圧力変化に耐える必要があります。また、タンク周囲には、タンク全容量を受け止められる囲い(コンテインメントエリア)を設置し、万が一の漏洩に備えます。液位が上昇しすぎた際に警報を発し、過充填を防止する高液位アラームや制御装置の設置も必須です。過充填が予測される場合は、機械的・電気的・人的手段で給油ポンプを停止または迂回させる仕組みを導入します。

運転・管理

  • 燃料タンクを過充填しないでください。

    低圧または大気圧で運用するタンクは、蒸気圧の上昇を逃がすベント装置を必ず設置します。タンクは容量の80〜90%までの充填に留め、液体膨張や過充填を防ぎます。内部加熱が必要なタンク(通常は蒸気で加熱)では、加熱装置の排気ラインが燃料や蒸気と混合しないよう、定期的に漏れ点を点検し、廃水池への流入を防止します。

定期的な試験・点検

  • タンクは定期的に点検が必要です。

    地上燃料貯蔵タンクは、構造的な健全性を確保するために定期的な検査が義務付けられています。摩耗や損傷が確認された場合は速やかに修理を行います。検査の頻度や手法はタンクの設計・サイズに応じて決定され、液圧試験、超音波検査、放射線透過検査などの非破壊試験が主に用いられます。検査結果は記録し、作業員はタンク外部の腐食や漏れの兆候を常にチェックすることが求められます。

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