コネチカット州井戸水のヒ素濃度

特定

ヒ素は自然に存在する金属元素で、無臭・無味です。米国環境保護庁(EPA)は、健康への影響を考慮し、ヒ素の非強制的目標濃度(MCLG)を「ゼロ」と定めています。一方、強制的な最大許容濃度(MCL)は2006年に0.010 mg/Lと設定されています。

発生源

ヒ素は土壌や鉱物層から地下水へ流出することがあります。コネチカット州の岩盤井戸における流出量は不明ですが、州東部の調査では広範囲にわたる汚染は確認されていません。ただし、南ウッドストック地区(Linemaster Switch付近)では、サンプル50本中35本に検出可能なヒ素が含まれていました。

健康影響

EPAはヒ素をヒトに対する発がん性物質と位置付けています。高濃度のヒ素が含まれる水を長期的に飲用すると、膀胱がん、肺がん、皮膚がんのリスクが上昇します。また、皮膚障害や循環器系の問題も報告されています。現在のところ、コネチカット州北東部の井戸水汚染は公衆衛生上の大きな懸念とはなっていません。

予防・対策

州認定の検査機関で井戸水のヒ素濃度を測定できます。検査で基準を超える場合、逆浸透(RO)システムや蒸留装置で処理することが有効です。飲料水だけを対象にすれば、キッチンシンクに「ポイント・オブ・ユース」型の浄水装置を設置するだけで簡単に対策できます。

専門家の見解

ヒ素は飲料水以外でも人体に取り込まれます。米国食品医薬品局(FDA)の総合食事調査によると、食品中の無機ヒ素の平均摂取量は、0.005 mg/Lのヒ素を含む水を2リットル飲む量に相当します。海産物もヒ素を多く含む食品の一つです。

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