PCB(ポリ塩化ビフェニル)の適切な処分方法

PCB(ポリ塩化ビフェニル)は非常に危険な化合物で、政府機関が厳格に処分を管理しています。コンデンサや蛍光灯バラスト、変圧器、X線装置、真空ポンプなどに含まれることがあります。PCBは特別な処分手順・保護具・訓練が必要で、指定された処分施設でのみ受け入れられます。

PCBの形態

PCBは油中に存在することが多いですが、塗料や絶縁体などの固体形態でも見られます。PCBと石綿が混合された「ガルベスト」絶縁体もあります。機器の漏れを監視し、漏洩が疑われる場合は直ちに対応してください。処分作業員は安全ゴーグルやビジョン、ネオプレンやニトリル製の手袋などの保護具を着用する必要があります。

州法による規制

各州がPCBの処分を規定しています。カリフォルニア州は特に厳しい環境規制を設けており、濃度が5 mg/L未満の微量PCBは規制対象外とされていますが、これを超える濃度は有害廃棄物とみなされ、適切な処分が義務付けられます。違法処分は罰則の対象です。

機器ラベルの有無

古い変圧器やコンデンサにはPCB警告ラベルが付いていないことがあります。例えば、1998年以前に製造された蛍光灯バラストはラベルがなくてもPCBを含む可能性があります。PCBの製造は1979年の連邦法で禁止されており、現在は製造自体が違法です。

PCBの保管

PCBを含む機器は安全に保管することが必須です。まずはバケツなどで一次保管し、後にDOT(米国運輸省)基準を満たすスチールドラムへ移し替えます。移送記録を詳細に残し、遠隔処分施設へ搬送できるようにします。

処分に関する禁止事項

連邦規制では以下の処分方法が禁止されています。

  • PCBを含む機器を開放燃焼すること。
  • 高温処理設備を持たない業者がPCBを燃焼させること。
  • 液体PCBを固体に混入させて燃焼し、処分規制を回避すること。
  • 河川・海洋への投棄(濃度が3 ppb未満または特別許可がある場合を除く)。

これらの規制に違反すると重い罰則が科されます。必ず認定された処分業者に依頼し、法令を遵守した安全な処分を行ってください。

環境衛生 - 関連記事