オゾン層を破壊する汚染物質とは?
オゾン層を破壊する主な汚染物質
クロロフルオロカーボン(CFC)
CFCは炭素、フッ素、塩素を含む化合物で、エアロゾールスプレー、冷蔵庫・冷凍庫の冷媒、殺虫剤や溶剤などに使用されていました。モントリオール議定書により新規生産は中止されましたが、過去に放出されたCFCは大気中に残存し続けています。
ハロン
ハロンは臭素を含む化学物質で、消火器に使われます。オゾン層への影響はCFCの3〜10倍とされ、こちらもモントリオール議定書で段階的に廃止されています。煙感知器やスプリンクラーなどの防火設備の導入で、ハロン使用の必要性は減少しています。
亜酸化窒素(N₂O)
石炭・石油・天然ガスなどの化石燃料を燃焼させると、亜酸化窒素が放出されます。これはオゾン層を薄くする主要な人為的要因で、2009年のNOAAの研究では人間活動によるオゾン層破壊の最大因子とされています。
オゾン層の将来と保全策
オゾン層は依然として危機的状況にあり、完全に回復させるのは容易ではありません。温室効果ガスを排出しないエネルギーへの転換や、プランクトン保護などが重要です。モントリオール議定書は期待される成果として、2050年までに1970年代のオゾン層濃度に回復させることを目指しています。
