廃水処理施設の研磨池とは?

廃水処理施設は工業排水や生活排水を生物学的に処理するよう設計されています。排水は河川や飲料水系統へ放流される前に複数の処理段階を経ます。研磨池は最終段階に位置し、自然水へ放流できる水質を実現します。

目的

研磨池は前段階の処理で残った排水の環境適合性と品質を向上させることを目的とします。地方自治体や国の規制基準を満たす最終ステップとして、公共の水域に再投入する前に衛生的な水質を確保します。

評価項目

研磨池の水が放流に適しているかは、主に寄生虫卵(回虫卵等)の濃度で判断されますが、より重要なのは糞便大腸菌(FC)の除去率です。糞便大腸菌は人・動物の排泄物由来で、卵より除去に時間がかかります。その除去度合いが研磨池の性能指標となります。

滞留時間

研磨池の滞留時間は、沈降池や安定化池に比べて短く、通常1〜3日です。大きな懸濁固形物や有機物の沈降を目的とした池とは異なります。

池の設計

研磨池の深さは5〜10フィート(約1.5〜3メートル)と、安定化池の3〜5フィート(約1〜1.5メートル)より深く設計されます。深いことで藻類の光合成が抑制され、藻類が大量に繁殖して水質を悪化させるリスクが低減します。

魚の活用

研磨池には草食性の魚、例えば草魚(ナマズ類)を放流することがあります。草魚は水中の水草や藻類を食べ、排出される有機物量を減らす役割を果たします。

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