アスベスト除去の手順と安全対策

初期段階

アスベスト除去を始める前に、まずは除去が本当に必要かを確認します。専門機関に依頼して対象箇所のサンプルを採取し、アスベストの有無を検査します。検査結果が陽性でも、アスベスト自体は必ずしも危険ではなく、適切に封じ込められていればリスクは低減できます。

除去を行う場合は、以下の点を検討します。

  • 自分で作業するか、資格を持つアスベスト除去業者に依頼するか。
  • 除去作業に参加するメンバーは、必ずアスベスト除去の資格を有する専門家か、適切な訓練を受けたボランティアに限定する。
  • 作業員はひげや髭を剃り、呼吸器への繊維侵入を防止できる状態にする。

次に、自治体や州の規定に従い必要な許可を取得し、安全対策を証明する書類に署名します。最後に、以下の装備を準備します。

  • 防護服・防護ゴーグル
  • プライバー、ナイフ
  • 水噴射装置(ホースやスプレーヤー)
  • アスベスト専用の二重封止袋
  • 呼吸用防護具(呼吸器)

除去当日

作業開始前に全員が防護服とゴーグルを着用し、呼吸器を装着します。作業は以下の手順で進めます。

  1. アスベスト表面に十分な水を噴射し、繊維が飛散しないように完全に湿らせます。
  2. プライバーやナイフで湿らせたアスベストを慎重に剥がし、二重封止袋に入れます。袋はアスベストを入れるたびに一度封し、作業完了後に再度封します。
  3. 作業中は常に水を供給し続け、乾燥した状態での取り扱いを防ぎます。
  4. 作業終了後、残留繊維が残っていないか確認し、必要に応じて再度水で湿らせて袋に収集します。掃除機や乾いた掃除は絶対に使用しません。

作業後の処理

作業が完了したら、以下の手順で後片付けを行います。

  1. 防護服やゴーグルを同じ二重封止袋に入れ、再度封印します。
  2. 全身を石鹸と大量の水で十分に洗浄し、皮膚に付着した繊維を除去します。
  3. 呼吸器は防護服を処分した後、最後に外します。
  4. 封止した袋は、アスベスト処理が許可された埋立地へ搬入します。事前に受け入れ先に連絡し、搬入日時と容量を確認しておきましょう。
  5. 作業エリアを再度検査し、アスベストが残存していないことを確認します。

以上の手順を守ることで、アスベスト除去時の健康リスクを最小限に抑えることができます。安全を最優先に、可能であれば専門業者への委託を検討してください。

環境衛生 - 関連記事