クレオソートとは何か?
概要
クレオソートは、石炭やブナ材などの木材を高温で燃焼させた際に生成される液体です。また、クレオソートブッシュの樹脂から抽出されることもあります。職場や有害廃棄物現場で最も一般的に見られるのは、石炭タール由来のクレオソートです。
同定
- 石炭タールクレオソートは、木材防腐剤として広く使用されます。農薬としての利用や、皮膚疾患治療薬の成分としても含まれます。
- かつてブナ材クレオソートは消毒剤、下剤、咳止め、肺結核や肺炎の治療に用いられていましたが、現在は使用されていません。
注意点
- クレオソートは大量に曝露すると極めて有毒です。作業者は作業終了後に必ずシャワーを浴び、衣類は自宅に持ち帰らないようにしましょう。
- クレオソートの煙を吸入すると喘息や呼吸器障害を引き起こすことがあります。汚染された食料や水、蒸気の吸入は喉の灼熱感や胃痛を誘発します。
曝露が考えられる現場
- ゴム・タイヤ・鉄鋼工場、アスファルト施工現場、鉄道会社、木材防腐剤やコークス製造の現場など。
規制値・重要性
- 米国労働安全衛生局(OSHA)は、8時間労働日あたり空気中に0.02 mg/m³以下の石炭タールクレオソートを許容限度としています。
予防策
- クレオソート処理されていない木材を使用し、住宅内への持ち込みを防ぎます。
- 煙突内にクレオソートが堆積しないよう、定期的に清掃してください。煙突の汚れは火災の原因になります。
- クレオソート系農薬の使用は避け、作業者は作業後に衣類を自宅で洗濯しないようにします。
