電磁界(EMF)が健康に与える影響
変圧器、送電線、家庭の配線や機器などから発生する電磁界(EMF)は、さまざまな健康問題の原因になる可能性が指摘されています。環境団体や代替医療の専門家は警告を続けていますが、研究結果は一貫していません。研究対象や対象集団、疾病、EMFの種類が異なるため、結論を導くのは容易ではありません。
子どものがん
1979年に、主要な小児がんである白血病と脳腫瘍が送電線の近くに住む子どもと関連があるかどうかが調査されました。その後20年以上が経過しましたが、専門家の見解は分かれています。米国国立がん研究所のEMFに関するページは、研究者がバイアスに影響され、子どものがんとEMFの関連性を示す結果を出した可能性があると指摘しています。
成人のがん
1980〜1990年代の研究では、EMFへの高い曝露がある職業に従事する人々でがん罹患率が高いことが示されました。しかし、近年の研究ではこれらの結果を再現できていません。ノルウェーの研究では、電気毛布の使用と乳がんの関連が示唆されています。
眼の問題
高レベルの電磁界に曝露された労働者は、白内障やその他の視覚障害の発生率が高いことが報告されています。ただし、動物実験ではEMFが視覚障害を直接引き起こす証拠は得られていません。
その他の健康問題
EMF曝露が原因とされる健康問題として、線維筋痛症、性欲低下、頭痛、吐き気、うつ病、不安障害などが経験談で報告されていますが、科学的に検証されたものはありません。米国環境保護庁(EPA)は、EMF源に長時間近づかないようにし、できるだけ距離を取ることを推奨しています。
