ピレトリンの危険性とは?

概要

ピレトリンはキク科の植物から抽出される天然の殺虫剤です。花を乾燥させて粉末にするか、溶剤で抽出した油が主成分となります。

主な用途

ピレトリンは昆虫の神経系に作用し、接触毒として働きます。ヒトのシラミ、蚊、ゴキブリ、甲虫、ハエの駆除に利用され、園芸作物や穀物保管、犬・猫用のシラミ・ノミ駆除製品にも使われます。

動物への毒性

国立農薬情報センター(NPIC)によれば、哺乳類に対する毒性は比較的低いものの、ラットが大量に接触すると呼吸困難、協調運動障害、攻撃性増加、外部刺激に対する過敏などの症状が現れます。

ヒトへの影響

同センターの報告では、皮膚や呼吸器への接触により咳、喘鳴、息切れ、鼻詰まり、胸痛、呼吸困難といった症状が出ることがあります。皮膚に触れると刺激、かゆみ、水疱が生じることもあります。

発がん性

現在のところ、ヒトにおける作業性や偶発的な曝露での発がんリスクは十分に報告されていません。米国有害物質・疾病登録局(ATSDR)は、動物実験で大量・長期投与した場合に発がん性が認められるとしていますが、実際のリスクは継続的な研究が必要です。

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