蒸留水と水道水の違いとは?

蒸留水と水道水は、見た目や入手方法だけでなく、純度や規制の面でも大きく異なります。水道水は自治体が供給し、政府の基準に従って管理されていますが、蒸留水は製造過程でほぼすべての不純物が除去され、規制対象外です。以下に主な違いをまとめました。

EPA規制

米国環境保護庁(EPA)は、全国の水道水の品質を監視し、汚染物質や有害物質が基準値以内であることを保証しています。一方、蒸留水はEPAの対象外であり、製造者の自主的な品質管理に委ねられています。

水道水の純度

イリノイ大学物理学部によると、水道水は蒸留水ほど高度な浄化は行われません。EPA基準を満たす限り、塩類、硝酸塩、クロラミン、フッ素、微生物などの微量成分が含まれることがあります。

蒸留水の純度

蒸留水は沸騰させた水蒸気を再凝縮して得られます。この過程で不純物は蒸気に乗らず除去され、ほぼ純粋なH₂Oだけが残ります。

水の組成

蒸留水は毎回同じ蒸留プロセスを経るため、成分は一定です。対照的に、水道水は地域ごとの水源や処理方法、家庭用フィルターの有無により組成が変わります。

氷の結晶

同大学の研究では、氷の透明度にも差が見られます。水道水で作った氷は気泡が多く曇りますが、蒸留水で作ると透明度が高く、光が通りやすい氷になります。

産業・家庭での利用

高い純度が求められる業界(飲料メーカー、車両用液体製造など)では蒸留水が主に使用されます。家庭でも、アクアリウム、スチームアイロン、加湿器などで蒸留水が推奨されることが多いです。

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