混合利き手のメリット

利き手が左右で異なる「混合利き手」は、両手を同等に使える「両利き」とは異なり、書くことは右手、投げることは左手…というように、活動ごとに使用する手が分かれます。幼少期に顕在化し、ADHDや行動問題と関連があるとされていますが、実はさまざまな利点も報告されています。

スポーツ

混合利き手の人は、利き手と反対側に優位な目があることが多く、フェンシングやボクシング、野球、テニスなどで相手に対して有利に働くことがあります。

記憶の正確さ

混合利き手はエピソード記憶が優れているとされ、過去の出来事をより正確に思い出すことができます。これは左右脳半球間の情報連携が活発で、左半球で符号化された記憶を右半球で呼び出すことが容易になるためと考えられています。

脳卒中からの回復

混合利き手の患者は、脳卒中後のリハビリテーションや言語・顔面筋の回復が比較的速く進むと報告されています。やはり脳半球間のコミュニケーションが円滑であることが要因とみられています。

メタ認知スキル

自分の思考をモニタリングし、調整・反省するメタ認知能力が高く、複雑な状況を冷静に分析したり、対立を穏やかに解決したりするのに役立ちます。

音楽的能力

科学的な裏付けはまだ不十分ですが、音楽教師の経験談では混合利き手の生徒が楽器演奏に適性を示すケースが多いとされています。左右脳半球間の連携が音楽能力に関与している可能性があります。

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