子どものCPRと応急処置

子どもの心肺蘇生法(CPR)や応急処置の訓練は、緊急時に備えるために重要です。赤十字社や大学などで基本的な応急処置とCPRの認定講座が提供されています。適切に訓練しておくことで、救急隊が到着するまで子どもの命を守ることができます。軽度のケースでは医療機関への搬送が不要になることもあります。

CPR(1〜8歳)

子どものCPRは大人とは少し異なります。以下の「A・B・C」の手順で実施します。

  1. A(気道): 頭を後方に傾け、顎を上げて気道を確保します。
  2. B(呼吸): 子どもの鼻をつまみ、口に息を吹き込みます。胸が上がるのを確認し、必要ならもう一回行います。胸が上がらない場合は再度気道を確認してください。
  3. C(循環): 片手のかかとで胸部を30回圧迫します。子どもが自発呼吸を始めるか、救助者が到着するまでA・B・Cを繰り返します。

窒息

意識のある子どもの窒息はCPRとは別の対応が必要です。口や喉に異物が見える場合はすぐに除去します。子どもが意識はあるが咳が出ず反応しない場合は、背後からハイムリック法(腹部を抱えて強く押し上げる)を実施します。異物が取れず意識を失った場合は、すぐにCPRを開始してください。

中毒

中毒が疑われる場合は、全国の中毒相談窓口(電話番号 1‑800‑222‑1222)に連絡してください。24時間・年中無休で無料です。食物、炭酸ガス、一酸化炭素、薬剤、洗剤、植物、塗料や不凍液などが中毒の原因となります。具体的な処置は毒物の種類によりますが、電話で適切な指示を受けられます。

やけど

重度のやけど、ショック症状、電気やけど、煙を吸い込んだ場合は速やかに救急病院へ搬送してください。軽度のやけどは、5分程度冷水またはぬるま湯で冷やし、清潔な湿ったタオルで覆います。その後、感染防止のために軽く包帯をします。痛みが強い場合は、アスピリン以外の市販鎮痛薬(例:アセトアミノフェン)を投与できます。症状が改善しない場合は医師の診察を受けてください。

捻挫

捻挫は関節が不自然に動いたときに起こります。通常は重大ではありませんが、激しい痛みや骨折が疑われる場合は医師に相談してください。軽度の場合は、清潔な布で包んだ氷嚢で冷やし、腫れがある部位は高く上げます。固定が必要なときは包帯やスプリントで安定させ、アスピリン以外の市販鎮痛薬で痛みを和らげます。

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