アイウォッシュステーションの設置基準と要件
腐食性物質を取り扱う環境では、万が一の事故に備えてアイウォッシュステーション(目洗浄装置)の設置が義務付けられています。本稿では、ANSIやOSHAの基準、設置要件、運用・点検、適切な水源について解説します。
ANSI基準
- 米国規格協会(ANSI)は、腐食性物質に触れる作業者の安全を確保するためのガイドラインを定めています。アイウォッシュステーションは、一定の水圧を保ち、定期的にメンテナンスされ、作業者の近くに配置されなければなりません。また、ドアなどの障害物で塞がれていてはなりません。
OSHA基準
- 米国労働省労働安全衛生局(OSHA)の規則1910.151(c)では、作業エリア内に目をすぐに洗浄できる設備を設置することが求められています。ステーションは作業者から10秒以内で到達できる位置に配置し、最低でも15分間連続して水を供給できなければなりません。酸などの高腐食性物質の場合は、さらに近くに設置する必要があります。
ステーションの要件
- バルブは1秒以内に全開でき、手を使わずに作動できる設計が求められます。作業者は手を自由に使って目を洗浄できるようにしてください。また、危険物を取り扱うエリアと同じ階に設置することが原則です。
目洗浄装置は腐食性物質の近くに配置します。
教育とサポート
- 腐食性物質を扱う全従業員は、緊急時のアイウォッシュステーションの正しい使用方法について教育を受ける必要があります。ステーションは少なくとも週1回の機能テストを実施し、年1回はANSI基準に適合しているかの点検を行うことが推奨されます。
水源の管理
- 目洗浄装置の供給水は、摂氏約15℃(華氏60度)以上、摂氏約38℃(華氏100度)以下に保つ必要があります。目に優しい生理食塩水を使用することも可能で、pHが目と同等に調整されたバッファー液です。保存料が含まれているため細菌増殖を抑制できます。水道水を使用する場合は、細菌の繁殖を防ぐために週1回以上交換してください。
目洗浄装置の水は毎週交換します。
