LSDが子どもに与える影響とは?
LSD(ジエチルアミド)は、1938年に発見された強力な合成覚醒剤で、感情や知覚を変化させ、幻覚を引き起こします。タブレット、カプセル、液体、吸収紙などで摂取されますが、医療用途が認められておらず、乱用の危険性が高いため多くの国で違法とされています。特に、身体が成長途上にある子どもにとっては、致命的なリスクが伴います。
短期的な影響
身体的症状としては、瞳孔拡大、心拍数増加、血圧上昇、吐き気、倦怠感、めまい、震え、発汗過多、不眠、さらには痙攣が見られます。
情緒面では、混乱、パニック、不安、恐怖、歓喜、悲しみといった感情が激しく揺れ動き、子どもは叫んだり泣き続けたり、あるいは約15〜20分間無反応で動かなくなることがあります。
長期的な影響
脳がまだ発達途中であるため、LSDの影響は永続的な障害につながりやすいとされています。LSDによる薬物性精神病が発症し、現実感覚の喪失や思考障害、対人関係の困難が生じるケースがあります。『Journal of Pediatrics』は、偶然LSDを摂取した子どもがIQの低下と異常行動を示した事例を報告しています。
「バッドトリップ」
強烈な幻覚は、鮮やかな色彩の視覚から感覚の融合(シナスタジア)まで多岐にわたります。幼い子どもは、身体が半分に切られるように見える、人格が分裂する、現実と空想を区別できずに恐怖に陥るといった極端な恐怖体験をすることがあります。
現在の若者文化とLSD
全米薬物使用・健康調査(2009年)によると、12歳以上でLSDを一年以内に使用した人は77万5千人以上と報告されています。近年はクラブシーンでも広がりを見せ、若者への教育が求められています。LSDは「アシッド」の他、ブロッター、ブーマー、ドット、エレクトリック・クールエイド、ヒッツ、ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイヤモンド、ミローヤロー、マイクロドット、シュガーキューブ、タブ、ホワイトライトニング、ウィンドウペインなど多様な通称があります。
