アスコルビン酸が酸化する原因とは?
ビタミンCとして知られるアスコルビン酸は、人間にとって必須の栄養素で、果物や野菜に多く含まれます。スキンケア製品や石鹸、ヘアジェルにも使用されますが、酸化しやすく、酸化するとデヒドロアスコルビン酸に変わります。デヒドロアスコルビン酸も体に必要で、肌や髪、目に有益です。
酸化とは
鉄が錆びる、リンゴが茶色くなるなどは酸化の例です。酸化は、二つの物質が相互作用し、一方が電子を失うことで起こります。電子を失うことで物質の外観や性質が変化します。
アスコルビン酸の酸化
アスコルビン酸は、ヘキサクロロイリジン酸やヘキサブロモイリジン酸と反応すると酸化します。この反応で電子が奪われ、分子式は C6H8O6 から C6H6O6 に変わり、2分子の水素が失われます。腸内に存在するこれらの化学物質や、果物・野菜の発酵過程でも酸化が起こります。
酸化したアスコルビン酸の利用
ビタミンCは水溶性で、唾液や腸液と混ざりやすく、そこでデヒドロアスコルビン酸に酸化します。デヒドロアスコルビン酸はグルコース輸送体を介して血流に入り、体内でグルコースの代謝や必要なビタミンの生成に利用されます。
還元(脱酸化)
酸化は比較的簡単に逆転でき、グルタチオンやチオール類といった還元剤と反応してビタミンCは元の形に戻ります。還元されたビタミンCは血管や体液に貯蔵され、自然に体外へ排出されます。
