PSA値が高くなる原因は何ですか?

特異度(Specificity)

前立腺がんはPSAが高くなる代表的な原因ですが、PSAが高いからといって必ずしもがんとは限りません。テストの「特異度」が問題です。自由PSA(タンパク質に結合していないPSA)と結合PSAの比率を測定すると精度が上がります。自由PSAの割合が低いほどがんの可能性が高くなります。がん以外にもPSAを上昇させる要因は多数あります。

年齢

男性は年齢とともに前立腺が大きくなるため、PSA値も上昇します。白人男性の基準は、40〜50歳で2.5 ng/ml未満、70〜80歳では6.5 ng/mlまでが正常とされています。PSAは常に「ng/ml」で表記されます。

良性疾患や性的活動

良性前立腺肥大(BPH)、前立腺炎、単純な感染症などもPSAを上昇させます。医師は抗生物質で炎症を抑えてから再検査を行うことがあります。また、射精は検査前48時間以内に行うとPSAが上がるため、検査前の性的活動は控えるよう指示されます。

医療処置

直腸指診(DRE)や前立腺マッサージ、カテーテル挿入などの処置も血中PSAを一時的に上昇させます。DREとPSA検査は同時に行われることが多いですが、血液採取は指診の前に行うのが一般的です。膀胱鏡検査(シストスコピー)でも同様の影響があります。

医学研究 - 関連記事