競合結合アッセイの手順

競合結合アッセイは、細胞表面に存在する受容体と結合するタンパク質や化合物の結合能を測定する実験です。医薬研究で広く用いられ、薬剤が受容体に結合して活性を変化させ、細胞の挙動を調節するかどうかを評価できます。

細胞の調製

  • 氷冷のリン酸緩衝生理食塩水(PBS)に細胞を再懸濁し、商業的に入手できるタンパク質定量キットでタンパク質濃度を測定し、同等のタンパク質量になるよう調整します。

アッセイ

  • 受容体に結合することが知られている放射性標識リガンド(例:放射性ラジウム標識タンパク質)を細胞または組織懸濁液に添加します。続いて、検査対象の薬剤やタンパク質である競合体を加え、放射性リガンドと共にインキュベートします。競合体は複数濃度で評価し、インキュベーション後に結合したリガンドと遊離リガンドを分離し、放射能を測定します。

データ解析

  • 一般的に求められる指標はIC50(半数阻害濃度)です。X軸に対数スケールで濃度、Y軸に阻害率(%)をプロットし、シグモイド(S字)曲線を描きます。曲線上の50%阻害点がIC50となり、対応する濃度を読み取ります。

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