風邪の歴史と研究
概要
風邪(普通感冒)は人類で最も頻繁に罹患する病気です。単一の疾患ではなく、上気道に感染するさまざまなウイルスが原因です。
最初の記述
風邪は何千年も人類を襲ってきましたが、初めて病名として記されたのは16世紀です。症状が寒さにさらされたときに似ていると考えられたため「cold(風邪)」と呼ばれました。
ベンジャミン・フランクリンの研究
18世紀、アメリカの建国の父ベンジャミン・フランクリンは風邪の伝染について調査しました。狭い空間での接触が感染拡大の主要因であることを指摘しました。
リノウイルスの発見
1946年、英国政府は風邪の原因解明のため特別部隊を設置しました。1950年代にリノウイルス群が同部隊によって同定され、風邪の主な原因ウイルスの一つとなりました。
コロナウイルスの発見
1960年代中頃、同じく「Common Cold Unit」によってコロナウイルスが発見されました。リノウイルスに比べると稀ですが、風邪を引き起こすウイルスとして確認されています。
治療法の試み
1970年代に行われた研究では、いくつかの薬剤が感染予防に効果を示すものの、実用的な治療法は確立されませんでした。
