氷点下に備える冬の服装ガイド
体温計の水銀が急降下し、外は雪や氷に覆われると、適切な服装は生死を分けます。極寒下で体温が保てないと、凍傷や低体温症、最悪の場合は四肢の損失や命に関わります。氷点下に外出する前は、清潔で乾いた服を数層重ねて着用しましょう。
ベースレイヤー(肌着層)
- 素材:シルク、ポリプロピレン、キャピレン、ポリエステル・ウール混紡など
- 目的:汗や水分を外側へ逃がし、肌を乾燥させる
- ポイント:体重の1%未満の吸水量で、ぴったりとフィットさせつつ血行を妨げない
ミッドレイヤー(中間層)
- 素材:フリース、ウール、ポリエステルなどの保温性が高いもの
- 目的:主に断熱を担い、空気層を作って体温を保持
- ポイント:ゆったりとしたサイズで空気ポケットを確保し、湿気は外層へ移す。綿は避ける
アウターレイヤー(外層)
- 素材:撥水性・耐久性のある素材のコート、スノーパンツ、ブーツ、オーバーミトンなど
- 目的:雪・氷・風から保護し、内部の水分を外部へ逃がす
- ポイント:厚手のコートよりも中間層を複数重ねる方が、層間の空気が熱を保持する効果が高い
重要な追加アイテム
- 頭部・首・足元は特に保温が必要。体熱の約45%が頭部から失われ、首・足首・足も同様に熱が奪われやすい。
- 必ず帽子、ネックウォーマー(スカーフ)、防水ブーツ、二重の靴下を着用し、血管が表面に近い部位を温めることで全身の保温効果が向上する。
