子どもの遊び場で安全に使える地面素材は?
近年、公共の遊び場は安全基準の強化に伴い、床面材がセメントやアスファルトから、衝撃を吸収する柔らかいゴムや木チップに変わってきました。米国消費者製品安全委員会(CPSC)は、屋内外問わず落下時の衝撃を軽減できる床材の使用を推奨しています。
ゴムマット
ユニット式のゴムマットは、現場で一体成形するタイプと、ピース状に敷設するタイプがあります。衝撃吸収性能はメーカーの規格に基づき、硬い基礎の上に敷くことが求められるものもあります。設置は専門業者に依頼するのが一般的です。
砕いたゴム(ロースフィル)
ゴムマットと同様に衝撃を和らげますが、粒状の素材として敷き詰めます。CPSC の基準では、適切な深さ(約9 インチ)に敷設すれば、最大約3 メートル(10 フィート)の落下から保護できます。
砂
砂は衝撃吸収性能が低く、約1.2 メートル(4 フィート)までの落下しか保護できません。また直射日光で過熱しやすく、やけどの危険があります。
小粒砕石(ピグラベル)
砂よりやや効果は高いものの、保護できる落下高さは約1.5 メートル(5 フィート)に限られます。
木チップ(ウッドマルチ)
ゴム系素材に次いで有効な床材です。化学処理や鋭利な形状のものは使用せず、自然状態の木チップを使用すれば、約2.1 メートル(7 フィート)までの落下を緩和できます。
ロースフィル素材の設置基準
CPSC の最低基準は深さ9 インチ(約23 cm)です。これ未満になると怪我のリスクが大幅に上がります。ロースフィルは時間とともに約25%が分解するため、定期的な点検・補充が必要です。また、周囲にバリアを設置し、砂やチップが移動しないようにします。スイングやスライドの下は特に深さを確保し、硬い基盤(コンクリートやアスファルト)上にジオテキスタイルシートを敷いて水はけを確保します。
