最適なパニックデバイスとは
ファーストフード店やコンビニエンスストアなどで見かける、片側からしか開けられない「従業員専用」バーは、建物の安全性を確保するためのパニックデバイスです。ここでは、代表的な4種類のパニックデバイスと、その使用シーンをご紹介します。
パニックラッチ(Panic Latch)
パニックラッチは、最大限の防犯が必要ないが、緊急時の出入口が求められる場所に適しています。ドア横に取り付けられたバー状のラッチは、内側にクランチ機構があり、緊急時に押すだけでドアを開けられます。外側にもラッチがある場合は、両側からの出入りが可能です。主にファーストフード店や人の出入りが頻繁な施設で使用されています。
パニックボルト(Panic Bolt)
パニックボルトは、ドアの上部と下部にそれぞれ取り付けられたボルトと、間に金属バーがある構造です。緊急時専用の出入口として利用され、外側にラッチを組み合わせることで両側からの通行が可能になります。上下にボルトがあるため、ドアの強度と防犯性が高まります。学校や大人数が滞在する施設でよく採用されています。
パニックプッシュパッド(Panic Push Pad)
プッシュパッドは、金属製の舌状部材を押すことで外部へ出られるデバイスです。設置スペースが限られる場所に適し、緊急経路を熟知した従業員のみが使用できる環境で使用されます。多くはパニックラッチと組み合わせて使用され、オフィスビルや小規模な施設で見られます。
ブレークチューブ式エグジットデバイス(Break‑Tube Exit Device)
ブレークチューブは、緊急時にのみ開くことができる特殊なドア装置です。使用方法がやや複雑で、開閉に複数のステップが必要なため、利用者への事前教育が必須です。外部の未熟者が触れる可能性がある場所には設置できません。主に緊急脱出専用ドアに採用されています。
