ワイオミング州におけるラドン曝露リスク

地下水

米国地質調査所(USGS)は、1996〜1997年にワイオミング州の59か所の井戸から採取した地下水を分析し、ラドン濃度を測定しました。調査対象は、未固結堆積物、非花崗岩系岩盤、花崗岩系岩盤の3タイプの地層で、井戸の深さは20〜510フィート(約6〜155メートル)です。測定結果は、最低150ピコキュリー/リットル(pCi/L)から最高8,200 pCi/Lまで幅がありました。

対象郡

調査対象となった7郡は、アルバニー、カーボン、コンバース、ゴーシェン、リンカーン、プレート、サブレットです。最低濃度はリンカーン郡で、最高濃度はアルバニー郡の花崗岩系地下水で検出されました。しかし、米国環境保護庁(EPA)は飲料水中のラドンに対する最大汚染基準(MCL)を設定していないため、各郡は具体的な目標値を持たず、住民の曝露低減に努めるしかありません。

建物内のラドン

換気が不十分だと、ラドンが壁や天井の亀裂、開いた窓から室内に入り込みやすくなります。短時間の接触で重大な健康被害は起きにくいものの、古い住宅ではラドンが室内に滞留しやすく、健康リスクが高まります。ワイオミング州保健局は、室内濃度が4 pCi/L以上(EPAの「上昇レベル」)になった場合、対策を講じるよう推奨しています。1992年に基準値を超えた郡として、ナトロナ郡とリンカーン郡が報告されています。

防止・支援団体

州内にはラドン対策を支援する組織があります。チェイニングにある「ワイオミング・ラドン・プロジェクト」では、ラドンの基礎知識や関連プログラムへのリンク、相談窓口を提供しています。また、同じくチェイニングの州保健局も、家庭内のラドン濃度を下げるための情報と具体的な手順を公開しています。

ラドンは無色・無臭のガスで、長期的に肺がんリスクを高めます。住居や水のラドン濃度を定期的に測定し、必要に応じて換気や浄化装置を導入することが重要です。

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