嫌気性細菌の殺菌方法
嫌気性細菌は酸素がほとんどない環境で生存し、主に3種類(通性嫌気性、絶対嫌気性、酸素耐性)に分類されます。通性嫌気性は酸素の有無にかかわらず増殖し、絶対嫌気性は酸素があると死滅し、酸素耐性は酸素があっても増殖できません。これらの細菌は歯周病、誤嚥性肺炎、ボツリヌス中毒、創傷・腹部感染症などを引き起こす原因となります。
必要なもの
- オートクレーブ
殺菌手順
オートクレーブでの滅菌:高圧・高温の蒸気で全ての細菌、ウイルス、真菌、芽胞を死滅させます。CDCはオートクレーブが最も一般的な滅菌方法としています。温度は約121℃(250°F)または132℃(270°F)で、対象物や装置により時間が変わります。耐熱性のあるものは可能な限りオートクレーブを使用してください。
エチレンオキシド(ETO)ガスによる滅菌:高温や湿度に弱い材料に適していますが、可燃性で吸入や皮膚・目への接触で有害です。CDCはETOが発がん性物質であると報告しています。全微生物を殺菌できますが、コストが高く時間もかかります。
化学消毒剤の使用:次亜塩素酸ナトリウム(漂白剤)やホルムアルデヒドは多くの細菌、ウイルス、真菌を殺菌します。ただし、胞子に対しては効果が低く、有機物があると効力が減少します。ホルムアルデヒドはアルコールと併用すると滅菌剤となりますが、発がん性があり、使用には注意が必要です。
抗菌薬による治療:細菌を殺す薬は抗生物質と呼ばれ、医師の処方が必要です。感染原因となる微生物の同定と感受性試験が求められます。
