エアアンビュランスの仕事

背景

エアアンビュランスは、オーストラリアの遠隔地から患者を病院へ搬送する手段として誕生しました。朝鮮戦争期に軍が戦場救護に採用し、現在では海上・陸上の捜索救助でも広く活用されています。

航空機の種類

エアアンビュランスの乗務員は、固定翼機または回転翼機(ヘリコプター)に搭乗します。ヘリは救助現場が陸上救急車でアクセス困難な場所や、緊急搬送が必要なケースで使用され、迅速に患者を搬送します。

固定翼機やジェットは、安定した状態の患者を長距離で高度な医療機関へ運ぶのに適しています。国内はもちろん、海外の専門センターへの輸送や、遠方の医療機関から自宅への帰還輸送にも利用されます。

乗務員の資格

各州ごとにパイロットや医療スタッフの要件が定められ、ほとんどはCAMTS(医療輸送システム認定委員会)の基準を上回ります。パイロットは数千時間の飛行経験と夜間飛行や計器飛行の資格が必要です。医療スタッフは最低でもパラメディック資格が求められ、ALS、PALS、CCTなどの高度救命訓練が義務付けられています。固定翼機の長時間飛行では、医師や看護師にさらなる専門訓練が必要です。全乗務員は体重制限(約90kg)を守り、定期的に医療教育と再認定を受ける必要があります。

勤務環境

エアアンビュランスの仕事は、最も必要とされる瞬間に人命を救えるやりがいがありますが、24時間体制での勤務や悪天候・険しい地形への出動が常です。そのため、事故リスクも伴います。

将来展望

医療分野は急速に拡大しており、EMT・パラメディックの求人は他の医療職種よりも高い伸びが見込まれます。ただし、エアアンビュランスの職は競争が激しく、豊富な緊急医療経験が求められます。

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