ヘナタトゥーの危険性とは?

ヘナタトゥーは見た目が美しい一方で、使用方法や成分によっては健康に深刻な影響を及ぼすことがあります。以下では、主なリスクとその対策を解説します。

ナフトクイノン過敏症

ヘナに対してアレルギーを持つ人は、ナフトクイノン過敏症と呼ばれる症状を起こすことがあります。胸部の圧迫感、かゆみ、喘鳴などが見られ、重症化すると呼吸困難になることもあります。ヘナタトゥーを施す前に皮膚テストを行うことで、リスクを事前に確認できます。

乳幼児への影響

ヒンドゥー教やベドウィン、アマジグ、アラブ文化などで新生児にヘナを塗布する伝統がありますが、ヘナは新生児に高ビリルビン血症(黄疸)を引き起こす危険があります。特に早産児やG6PD欠損症の赤ちゃんはリスクが高く、重度の貧血や脳障害につながる可能性があります。G6PD欠損症の子どもにはヘナ使用は絶対に避けてください。

PPD(パラフェニレンジアミン)

米国食品医薬品局(FDA)は、黒ヘナとして販売されている製品でPPDが含まれるケースを多数報告しています。PPDは本来はヘアカラー用の化学物質で、皮膚に直接塗布すべきではありません。感作率は約15%で、赤み・かゆみ・水疱・瘢痕・接触皮膚炎などの症状が現れます。一度感作されると、低濃度のPPDを含む製品(ヘアカラー等)にも一生涯過敏になる恐れがあります。

溶剤類の使用

アフリカ、インド、アラビアの一部のヘナ混合物では、薄い液体、ガソリン、アセトン、テレピン油、ドライクリーニング液などの溶剤が添加され、色が濃くなります。これらの溶剤は皮膚から血流に吸収される危険があるため、においがするヘナは絶対に使用しないでください。

樟(カンフル)

インドのヘナアーティストは、カンフルやカンフル含有の白い花油で色を濃くすることがあります。カンフルに対する反応として、吐き気、めまい、酩酊状態が起こり、施術者と顧客の両方に健康被害を及ぼす可能性があります。

ナッツアレルギー

ヘナキットにくるみ粉が使用されることがあります。くるみアレルギーのある人は、皮膚に塗布された際に発疹が出るだけでなく、重症の場合はアナフィラキシーショックを引き起こす危険があります。

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