Ficus religiosa の利用と効能
Ficus religiosa(サクサンチ、ボーディー、ペーパルとも呼ばれる)は、インドや東南アジアで古くから崇拝されている神聖な樹です。ヒンドゥー教や仏教の信者にとって重要な象徴であるだけでなく、薬草としても高い評価を受けています。樹皮、葉、果実、ラテックス、根、種子の6部位が医療用途に利用され、木材は多孔質で薬効が乏しいため使用されません。
葉
葉は最も利用価値が高く、生ジュースや粉末として用いられます。主な効能は解熱、止血、便秘、赤痢、打撲、膿瘍、流行性耳下腺炎(おたふく風邪)などです。粉末は遠方でも保存しやすく、直接服用したり、患部に塗布したりします。
果実
果実は消化機能を整える作用があり、胃のむかつきや下痢に対して、粉末を温かい牛乳に混ぜて飲むと効果が期待できます。また、生果実は脱水症状の改善や心臓病予防にも利用され、毒物摂取時の応急処置としても有用です。
根
根は抗炎症作用があり、痛風や関節リウマチの原因となる尿酸の低減に役立ちます。根を噛むことで歯周病予防にもなります。根皮は腰痛、口内炎、潰瘍の治療に効果的です。
ラテックス
ラテックスは他の植物(例:Asclepias curassavica)の根と組み合わせて、白癬、足白癬、その他の皮膚真菌症の治療に使用されます。
樹皮
樹皮は創傷治癒を促し、腫れや炎症の緩和にも有効です。黄疸患者の利尿を調整する作用も報告されています。
種子
種子は膀胱炎や尿路系のトラブルに対して効果があるとされています。
