一般的に使用される薬剤に対するFDA警告

米国食品医薬品局(FDA)は、国民の食料・医薬品供給を守るため、医療や治療選択に関する情報提供を行っています。安全性に問題がある薬剤については警告を発し、一般家庭でよく見かける薬にも注意喚起をしています。

アセトアミノフェン

  • アセトアミノフェンは鎮痛・解熱に用いられ、市販のタイレノールや処方薬のビコディン、ロータブ、パーコセットに含まれます。2011年1月、FDAは処方薬のアセトアミノフェン含有量を最大325 mgに減らすようメーカーに要請しました。新しい添付文書では、重度の肝障害やかゆみ・発疹・呼吸困難といったアレルギー反応のリスクが記載されています。肝移植患者や肝疾患のある方は使用を避け、1日の最大摂取量は4,000 mgを超えないよう注意し、アルコールとの併用は禁じられています。

アスピリン

  • アスピリンはサリチル酸系薬剤で、疼痛・発熱・炎症の緩和に加え、脳卒中や心筋梗塞の予防にも用いられます。FDAは、アスピリンとイブプロフェンを同時に服用すると、アスピリンの血小板凝集抑制作用が阻害されるため、少なくとも30分以上時間を空けるよう警告しています。また、インフルエンザや水痘に罹患した子どもにアスピリンを与えるとレイ症候群を引き起こす危険があるため禁忌です。出血性潰瘍や血友病の患者、妊婦も使用を避けるべきです。

ジフェンヒドラミン

  • ジフェンヒドラミンはベナドリルなどに含まれる抗ヒスタミン剤で、アレルギー症状の緩和に使用されます。経口剤と外用剤があり、外用剤は皮膚のかゆみや湿疹に用いられます。2010年5月、FDAは外用剤を誤って経口摂取した場合、推奨量の50倍以上になる危険性があるとして警告しました。外用剤と経口剤は見た目が似ているため、使用時に混同しないよう注意が必要です。ベナドリル社は外用剤のラベルに「皮膚用のみ」と明記し、他社にも同様の表示を求めています。

ナプロキセン

  • ナプロキセンは非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)で、関節リウマチや強直性脊椎炎の治療に用いられます。処方薬(ナプロシン、アナプロックス)と市販薬(アリーブ)がありますが、胃腸出血や潰瘍のリスクがあり、長期使用、アルコール摂取、喫煙は危険を高めます。また、ナプロキセンや他のNSAIDは脳卒中や心筋梗塞のリスク増加にもつながることがFDAから警告されています。

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