医療機器の洗浄・消毒・滅菌手順

一部の医療機器は使い捨てですが、価格が高価な機器は再利用のために適切な洗浄・消毒・滅菌が必要です。患者間の感染拡大を防ぐため、再使用前に必ずこれらの工程を行い、顕微レベルのウイルスや細菌を除去します。

必要なもの

  • ラテックス手袋
  • 綿棒
  • 消毒用アルコール
  • 超音波洗浄槽
  • 消毒用超音波液
  • 自己密封オートクレーブバッグ
  • オートクレーブ(高圧蒸気滅菌装置)

手順

  1. 清潔な使い捨てラテックス手袋を装着します。汚染された機器を扱う際は必ず手袋を着用してください。

  2. 綿棒をアルコールに浸し、目に見える汚れや血液などを拭き取ります。これにより後続の洗浄・滅菌がスムーズになります。

  3. 機器を消毒用超音波液が入った超音波洗浄槽に入れ、蓋を閉じて電源を入れます。超音波が微細な汚れを除去します。

  4. 約15分間洗浄した後、機器を槽から取り出します。

  5. 清水で十分にすすぎ、超音波液が残らないようにします。残留液は機器の変色の原因になりますが、健康には影響しません。

  6. 使い捨てペーパータオルで機器を乾燥させます。

  7. 機器を自己密封オートクレーブバッグに入れます。このバッグは高圧蒸気に耐え、滅菌中に真空が形成されます。

  8. バッグ入りの機器をオートクレーブにセットし、121℃以上の高圧蒸気で15〜20分間滅菌します。オートクレーブは医療機器滅菌の最も信頼性の高い方法です。

  9. オートクレーブの電源を入れ、滅菌サイクルを開始します。

  10. サイクル完了後、冷却が終わるまで待ち、バッグを開くのは使用直前にします。開封すると空気中の汚染物質にさらされる恐れがあります。

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