看護と経済学の関係
経済学はあらゆる分野に関わり、影響を及ぼしています。看護も例外ではなく、雇用の需給関係や補助金、インセンティブ、供給の弾力性など、さまざまな経済的要素が看護現場に影響しています。本稿では、看護と経済学の関係を主要なポイントに分けて解説します。
雇用の供給と需要
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2011年時点で、カリフォルニア州の登録看護師(RN)の平均時給は約33ドルと、比較的高収入でした。これは、人口の高齢化に伴い医療需要が増大し、看護師の需要が供給を上回っているためです。需要が高まると、看護師の時間単価が上昇し、企業は高賃金で人材を確保しようとします。
これは古典的な「需給の法則」の例です。高賃金が看護職への志望者を増やせば供給が増え、賃金は下がります。一方、需要が供給を上回り続ければ、競争が激化し時給はさらに上昇します。
補助金の影響
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政府や大規模機関が看護学生の教育費を助成するケースが増えていますが、これにより労働市場が歪むことがあります。教育費を自費で賄った看護師は高い賃金を要求しやすく、助成を受けた看護師はそれほど高い賃金を必要としません。
結果として、賃金は全体の平均で決定され、自己負担で学んだ看護師は本来の価値より低い報酬を受け取り、助成を受けた看護師は実際に必要以上の報酬を得ることになります。市場が示す本当の価値が反映されていない状態です。
インセンティブ
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看護師のシフトは時間帯や難易度に応じて賃金が変わります。例として、ルイジアナ州アレクサンドリアのラピッド地域医療センターでは、週末勤務に対し通常より25%の割増賃金が支払われます。
これは機会費用の典型例です。週末に高い収入が得られる一方で、週末に行われる社交的なイベントに参加できないという非金銭的コストがあります。看護師はこのトレードオフを考慮してシフトを選択します。
供給の弾力性
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供給の弾力性は、価格変動に対して供給量がどれだけ変化するかを示す指標です。看護労働は比較的弾力的で、賃金が上がれば看護師の供給も増加します。経済学者デイビッド・M・ブルーによれば、看護師の弾力性は1.1であり、賃金が10%上昇すると看護師数は1%増加するとされています。
医師の弾力性が約0.3と比べると、看護は柔軟性が高く、経済全体の変動に敏感に反応します。
