原生動物寄生虫のライフサイクル

性期(性的段階)

一次宿主(例:猫)内で原生動物寄生虫は繁殖期を完了し、オーシスト(嚢子)を形成します。オーシストは宿主の糞とともに5〜10日後に環境中へ排出されます。

環境・感染期(胞子形成期)

環境中に排出されたオーシストは、3〜5日で胞子化し感染力を持ちます。水、土、植物に長期間残存し、汚染源となります。

無性期(増殖段階)

鳥類、齧歯類などの中間宿主が、汚染された土壌・水・植物を摂取すると、オーシストは体内でタキゾイトへ変化し(感染後1週間以内)、神経や筋肉組織に侵入して組織嚢胞(ブラジオゾイト)を形成します。

ヒトへの感染

感染した野生動物や家畜を摂取、あるいは汚染水を飲むことでヒトも感染します。ヒト体内では寄生虫は休眠状態で存在し、免疫が低下すると活性化します。

ライフサイクルの完了

一次宿主は、組織嚢胞を持つ中間宿主(例:マウス)を捕食することで感染します。また、胞子化オーシストを直接摂取(例:汚染水)しても感染します。一次宿主内で再び性期が始まり、1〜5日で新たなオーシストが形成されます。宿主外では、次の宿主に捕食されなければ最大1年程度環境中で生存します。

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