小便器の衛生基準と環境規制

小便器は公共・商業トイレに設置される壁掛け型のトイレ設備で、排尿専用に設計されています。香り付きソープケーキやプラスチックメッシュガードが使用され、大きな異物が排水口に入るのを防ぎます。製造・維持管理には衛生基準と環境基準が適用されます。

ASME(米国機械技術者協会)基準

米国で使用される小便器は、陶器製・鋼製を問わず、ASMEの規格に適合しなければなりません。この規格はオーバーフロー対策、製品の厚さや寸法、排水口のサイズ・仕様などを定め、製品の性能と衛生状態を確認するための各種試験も義務付けています。

給水・洗浄(フラッシング)基準

衛生基準は環境基準と併せて考慮されます。1992年の環境政策法(EPA)に基づき、米国の小便器は1回の洗浄で使用できる水量を1ガロン(約3.8リットル)以下に制限しています。水使用量をさらに削減し、環境イメージを向上させるために、1ガロン未満の水量で作動する省水型小便器が採用されることも増えています。

無水式小便器

無水式小便器は水を全く使用せず、定期的に交換するカートリッジで排水口への水流を防ぎます。カートリッジ内の液体は水より軽く、尿と空気の間にシールを形成します。

無水式は従来の給水式に比べて衛生的とされています。2000年にカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)が実施した調査では、無水式小便器の細菌数は標準的な給水式の約半分であることが報告されました。給水式は水が残ることで湿度が高くなり、細菌増殖に適した環境になるためです。

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