過酸化水素の危険性と使用上の注意
過酸化水素(H2O2)は、一般に過酸化水素として知られ、水に無限に溶けます。市販の濃度は3%から35%が主流で、濃度に応じて用途が大きく変わります。低濃度は消毒剤や家庭用漂白剤として安全に使用できますが、濃度が上がるにつれて腐食性・酸化性が強くなり、取り扱いには十分な注意が必要です。
3% 溶液
3%の過酸化水素は外用の消毒剤として広く用いられます。皮膚や粘膜に刺激を与えることがありますが、通常は安全です。ただし、誤って飲み込むと胃痛、吐き気、嘔吐、下痢などの症状が出ることがあります。
10% 溶液
10%前後の濃度はヘアブリーチや洗濯用漂白剤に使用されます。この濃度になると皮膚や粘膜に対して腐食性が強く、蒸気を吸入したり誤飲すると重篤な障害を引き起こす恐れがあります。まれに致命的なケースも報告されています。目に入ると永久的な損傷を招くことがあります。また、強力な酸化剤であるため、有機物と接触すると火災や爆発の危険があります。
35% 溶液
35%以上の濃度は人体に対して極めて危険です。蒸気は呼吸器や眼に強い刺激を与え、皮膚接触は不可逆的な損傷を引き起こします。飲み込むと重篤な中毒や死亡に至る可能性があります。この濃度の過酸化水素は非常に強い酸化剤で、有機物と触れると火災や爆発を起こすことがあります。加熱された密閉容器は内部圧力が上昇し、破裂する危険性もあります。
